2012年7月28日土曜日

FENNIX 3084 ドライビングシューズ



こちらは弊社のドライビングシューズ、FENNIX 3084です。
このドライビングシューズは、甲部に白いマットのワニ革と胴部にネイビーのカーフを使ったローファータイプです。
弊社では、白いワニ革は最高品質であるDKレベルのものしか在庫していません。
ですから、どの靴にでもワニ革を白で使う場合は最高品質のものになってしまいます。
発売当初、このFENNIX 3084の値段が少し高めだと言われたことがありましたが、背景はこう言ったことでした。



さて、このブログでも何度かドライビングシューズについてご案内してきました。
その定義は一般的に、「靴底と踵をゴム系素材で強化し、運転中にアクセルやブレーキを踏む足が安定するように考案された靴」とされています。
しかし、私自身なぜかこの説明にもう一つピンときていませんでした。
とは言いながら、皆様にご案内できる程ドライビングシューズをこれまで履いてきたかというと、そうでもなかったことに気が付きました。
たまたま3084の最後の在庫に自分のサイズが残っていたので、思い切って自分用におろしてみることにしました。



履いて見てようやく分かりました。
ドライビングシューズも多種あると思いますが、弊社のものは感覚としては地下足袋です。
地下足袋の様に足を保護するために柔らかい素材で満遍なく包み、動作から受ける感覚を大事にし、更に接地面となる靴底と踵をゴムなどの別素材で強化してあるといった感じでしょうか。



残念ながら、弊社ではこの3084は既に生産を中止しています。
来年春にはまた新たなドライビングシューズを皆様にご案内したいと思っています。

2012年7月16日月曜日

DAMI 2979 レッド



ご覧のスニーカーは、DAMI 2979の新色のレッドです。
背景は、イタリア・トスカーナ州フィレンツェ(Firenze)を流れるアルノ川(Arno)に架かる橋、ポンテ・ヴェッキオ(Ponte Vecchio)。
この画像は決して合成ではなく、イタリアのAlly Projects社が、新色の発売にあたり広告宣伝用に現地で撮影したものです。



弊社のワニ革ヴィンテージスニーカー DAMI 2979は、現在ホワイト、ブラウン、ブラックの標準3色で販売しています。
また、この3色に加え、季節限定の特別色として、これまで2011年夏にオレンジ、秋にグリーン、2012年春にネイビーを販売してまいりました。
今回、新たな季節限定色として、レッドを2012年後半から準備させていただく予定です。



DAMI 2979の新色レッドを、何卒よろしくお願い申し上げます。

(株)アーリープロジェクツジャパン
電話: 03-3462-2345
eメール: info@allyprojects.jp





2012年7月11日水曜日

FENNIX 3114のトリコロール


前回のブログ記事内でもご案内しましたが、ワニ革スニーカー FENNIX 3114を一旦生産終了とさせていただきます。
このno. 3114 は非常に評判の良い木型でしたので、新たなデザインによる新商品として、今後どこかのタイミングでまた皆様にご案内させていただきたいと思っております。


さて、以前から狙っていたトリコロールが在庫の中に私のサイズでありましたので、記念に3114を自分でも履くことにしました。
同素材、同色のベルトもありましたので、ここは合わせなければいけないと、意味のない自分勝手な論理で、ベルトも付けることにしました。

赤いグレージング加工された光沢のあるワニ革を中央メインに、サイド胴部に白いナッパとグリーンのライン。
イタリア国旗を模した、靴単体で見ると相当派手なデザインですが、履いてしまい、うまくコーディネートすると、その派手さがお洒落の中に溶け込み、個性を演出するお役に立つと思います。

靴が際立って目立つ分、まず最初はオーソドックスにデニムパンツとパリッとした白いシャツで行こうと思います。

また、常日頃からスーツにスニーカーを合わせたいと発言している私です。
スーツの色にもよりますが、これまではどちらかと言えば黒系や茶系の濃い目のスニーカーの方が合わせやすいと考えていました。
しかし、スーツにスニーカーを強調するのであれば、逆にここまで派手な配色のスニーカーとベルトで合わせると、違和感を通り越して、結構面白いかも知れません。
早速試してみたいと思います。

2012年7月8日日曜日

FENNIX 3114のブラック

 

FENNIX no. 3114は、日本法人を設立した翌年に、イタリアAlly Projects社が日本市場向けに木型をおこしたスタイルです。

デザインが実際そうだとは気付かせ難くしていますが、幅広で甲高の方にも十分対応しています。
また、インソールが柔らかいことから、高級素材を使いながらも履き心地の良いスニーカーと、これまで多くのお客様にご評価をいただきました。



ワニ革とナッパを組合わせたこのスニーカーは、これまでブラック、ブリック、モカ&クリーム、トリコロールの標準4色で販売してきました。
しかし、そろそろデザイン変更の時期との判断により、この春に生産を中止し、現在残るは国内のお取扱い店の在庫だけとなりました。

先日、お一人のお客様からお電話をいただき、FENNIX 3114のブラックが欲しいとのご依頼をお受けしました。
サイズをお伺いし確認したところ、残念ながらブラックではそのお客様に合うサイズがどのお取扱い店でも売り切れており、大変申し訳なかったのですが、お断りせざるを得ませんでした。

しばらくして、そのお客様から再度ご連絡があり、FENNIX 3114がどうしても欲しくなったので、同じ木型でアッパーをすべてワニ革にしたものを作って欲しいとのご要望をいただきました。
弊社ではFENNIX 3114の総ワニ革タイプを特注でお作りしますので、このご依頼は即座にお受けしました。
ご注文をいただいたことはもちろん有難いことですが、お客様に弊社の商品をどうしても欲しいと思っていただくお気持ちを何よりうれしく思いました。



これがご依頼を受けて作製した、FENNIX 3114 ブラックの総ワニ革タイプです。

これまでにも、FENNIX 3114の総ワニ革タイプは結構な数を作製してきました。
お客様によってお好みの色も様々で、茶色や白はもちろんですが、赤や紫、グレー、ワイン色などもありました。

今後も、ご要望いただいたお客様には、イタリアAlly Projects社のワニ革在庫の中から、お好きな色をお選びいただき、総ワニ革のスニーカーをお作りします。
せっかくの特注ですから、よそでは絶対ないような色で、奇をてらうのであれば、ピンクなどは悪くないと思います。



相当目立つとは思いますが。



しかし、飲み会やパーティーの席などでお隣に座った女性から「それ、ワニ革のスニーカーだったの?」などと何気なく気付いてもらう様なお洒落を楽しむのなら、ブラックは結構良い色ではないでしょうか。

2012年7月4日水曜日

ワニ革縦長トート



ワニ革の縦長トートバッグです。

このトートバッグの一つの特徴はワニ革の染色です。
色は黒ですが、ヴェッキオ (Vecchio)仕上げという特殊な加工を施しており、黒が濃く出ているところと薄く出ているところの強弱があります。



次に、バッグと同じ素材で作った花を象ったコサージュがワンポイントで付いています。



贅沢に花をワニ革で作りました。



このコサージュは、革のリングで取り付けられており、バッグから取り外すことができます。



また、革のリングを外すと、ピンで留められるようになっており、ブローチの様に使うことができます。

手に持ったバッグと同じ素材のブローチ。
胸に付いているのを何気に気付いてもらえるところが、お洒落かも知れません。

2012年7月3日火曜日

ワインとネイビーのワニ革



お客様に色調のご確認をいただくため、染色後のワニ革が上がってきました。



この色でご了解をいただけると、これから染色工程の最終仕上げに入ります。

弊社のワニ革オーダーメイドバッグでは、お客様のご要望に応じてワニ革を染色し、バッグを製作します。
お客様の中には、バッグをお洋服の色に合わせたい、また靴に合わせたいというご希望をお持ちの方がいらっしゃいます。
そのご希望にお応えするために、弊社ではバッグのサイズに適切なワニ革クラストを選別し、そのバッグだけのためにワニ革をこだわりの色に染色いたします。

ちなみに、今回ワインのワニ革はダレスバッグ、ネイビーの方はブリーフケースになる予定です。
それぞれに2枚づつ準備し、同じ斑模様をバッグの表裏片面づつに使用します。

完成した際には、迫力の商品をまたこのブログでご案内させていただきます。