2010年11月12日金曜日

久々にオーストリッチでバッグをお作りしました



最近は、ワニ革のバッグをお作りすることが続き、他の素材でのご依頼は少なかったのですが、久々にオーストリッチでバッグをお作りしました。

このバッグはもちろんお客様のご要望に基づきお作りしたものですが、デザイン、サイズ共に非常に良くできた完成度の高いバッグになったと思います。
こちらのお客様はワニ革よりもオーストリッチの方がお好きな方で、バッグの色をご自身でお履きになっているパンプスに合わせて欲しいとのことでした。
また、他にも次の様なご要望をいただきました。
A4の書類を折り曲げずに入れられること、PETボトルが入ること、持ち手が外側に折れ曲がり寝ること、独立して立つこと、ポケットをいっぱい付けたい、硬過ぎずエレガントに。


 

 

 

 

まず、お客様のご要望に基づき、弊社のデザイナーが5案の「デザイン画」を描きました。
結局、お客様はデザインBをお選びになりました。
 






その後、仮の材料で上段の画像のようなデザインBの「仮縫いモデル」を作成し、風合いやサイズ感、その他細かい点をお客様にご確認いただきました。

 

この商品の最終仕様を確定し、作製に着手しました。











パンプスの色に合わせるということで、オーストリッチ革は染色から始めました。
内革は上品なオレンジ色の豚革スゥエードです。

バッグにも「静」と「動」があるとすれば、今回のオーストリッチでお作りしたバッグは「静」の部分が良く出た上品なものになりました。

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