2014年9月7日日曜日

ワニ革ミドルカット DAMI 3389


先日のオーダー会でご注文いただいておりましたワニ革スニーカーをお客様にお届けすることができました。



このスニーカーはミドルカットタイプで、品番はDAMI 3389です。
ミドルカットのため、使用するワニ革の面積が大きいので、お値段も他に比べ少しお高めです。



ただ、大きな面積を必要とする分、裁断にあたっては、ワニ革の中心部を外すことができないからか、揃った斑の部分が多く使われる傾向があるように思います。
DAMI 3389は、これまで定番として販売したことはなく、オーダー会のみでご注文をお受けしているため、結果として国内ではまだほんの数足しか存在しない限定品となっています。



このスニーカーも他のヴィンテージ系スニーカーと同様に、ワニ革のアッパーを先に作り上げ、ドラムで染色した後につり込み、底付けを行います。
今回のご注文では1点残念なことに、1足のみの製作による後染めの影響からか、当初お客様がご希望された色感とは少し異なったものに仕上がってしまいました。
しかし、今回のお客様はこれをポジティブに捉えていただき、グレー系になったその濃さ、ツヤ感、グラデーションをお気に入りいただけたとのご感想をいただきました。
心の広さに感謝の言葉もありません。
尚、製作側にはより厳しい管理を要請しておきました。



しかし、黒いソールが引き立つとてもいい色になっているのは間違いないと思います。

先日来社されたメンズファッション誌でも有名なあのお方も、このDAMI 3389がカッコいいと、大変お気に入りになられたようでした。
そう言えば、赤いワニ革スニーカーを黒いスーツに合わせると言われていましたが、実現されたでしょうか。

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