2009年4月24日金曜日

革靴を選ぶようにスニーカーを

エスクァイア日本版(Esquire JUN. 2009 Vol. 23 No. 6)でFENNIX 3114が紹介されました。
 
革靴を選ぶようにスニーカーを。
 
ここで告白するのは二度目になるが、自分は「大」の付くスニーカー好きである。どれくらい好きかといえば、多いときで30足、現在でも15~16足はクロゼットの中で順番待ちをしている状態というほど。というのも、自分の青春時代が「バッシュブーム」や「ハイテクスニーカーブーム」と重なっており、その履きやすさ(と買いやすさ)から、ついつい色々な種類に手を出すクセがついてしまったのである。まっ黄色のハイテクものからキャンバス地のローカット、ハイブランドのものや本格スポーツ派まで、自分のストックはバリエーションに事欠かない。それに、ちょっとしたコレクションとなっている自負もある。
――だが実は、最近になりその趣向が少し変わってきた。というのは、以前は消耗品に近い感覚で「流行に乗ったもの」を求めていたのに対し、最近では「長く履ける、つくりもデザインもいいもの」という、革靴を選ぶときのような考えにシフトしてきたのだ。と、そんな考えを見透かされたように出会ったのがこちら。
クロコの素材を惜しみなく使い、落ち着いたデザインにひと目でわかる高級感を醸し出している「FENNIX」のスニーカー。聞けば、高級ブランド各社にワニ革を供給する部材メーカーを兼ねたイタリアのオリジナルブランドであるとのこと。これはぜひ!と自分のコレクションに早くもリストアップされた次第である。
 
トスカーナ地方を地元とするAlly Projectsは、ワニ革を高級ブランド各社に供給する部材メーカーを兼ねつつ、1999年より「FENNIX」ブランドを創設し、クロコ革を使った靴の製造を開始。両足の柄を揃えるため2体のワニから同じ部位の皮革を採取する本格仕様が特徴。