2010年8月29日日曜日

FENNIXの広告撮影裏話

8月24日付け投稿で、LEON 10月号に載せたFENNIXの広告をご紹介しました。
今回の広告は、これまでの中でも最も評判が良く、現在雑誌が発売されて1週間程ですが、毎日商品についてのお問合せをいただいています。
ご興味いただき、お電話をいただいた皆様へ、お礼申し上げます。

さて、24日付けの中でもご案内しました通り、今回の撮影はイタリアで行われました。
着手として、Ally Projectsのイタリア本社へ次の様なドラフトを送った後に、打合せを行いました。



打合せでは、まず今回の広告のコンセプトを説明し、必要となる商品を確認していくうちに、当初国内で行う予定の撮影を今回はイタリア主導で行おうという話になりました。
決まってしまうと話は早く進み、Ally Projectsを経営するDAMI家と親しいトスカーナ地方のワイナリーのオーナーに撮影用のワインを準備してもらいました。
また、ピストイア近郊のENOTECAで撮影することがすぐ決まり、ワイン色の総ワニ革スニーカーと同素材のベルトの作製を生産スケジュールに割り込ませました。

最初の打合せから、画像データがイタリアから送られてくるまでに3週間と掛かりませんでした。
これから自分たちの商品を世界に大きく広めて行こうという情熱を持ったメンバーの行動力に驚かされました。

2010年8月24日火曜日

LEON 10月号



8月24日に発売されたLEON 10月号にFENNIXの広告が掲載されました。(104ページ)



これまで雑誌に掲載されたFENNIXの広告では、商品をご紹介し、興味をお持ちいただいたお客様にご購入いただけるように情報を発信してきました。

しかし、今回の広告にはショップリストの表記はなく、紹介されている靴もお店に並んでいる通常の商品ではありません。
今回はFENNIXというブランドをご案内することを主とし、その名前を覚えていただくためのイメージを先行した広告となっています。
ご紹介している靴は、FENNIX no. 3114の木型を使い、アッパーを特注のワイン色で仕上げた総ワニ革のスニーカーです。

撮影は、イタリアのワインバーで、トスカーナ産のワインを背景にして行われました。
メッセージは、イタリアの工房で世界一の素材を使った贅沢な自分だけのスニーカーを作ってみるのも、粋な人生の楽しみ方の一つではないでしょうか、というものです。

このスニーカーは在庫を持って販売する商品ではありませんが、ご要望いただければ特別注文品としてお作りいたします。
今回はワイン色でしたが、アーリープロジェクツの豊富なワニ革在庫の中から、他のお好きな色をお選びいただきお作りすることも可能です。

この広告画像は、個人的にとても気に入っています。

2010年8月10日火曜日

ワニ革の名刺入れ



名刺入れをお作りしました。
素材はアリゲータ、色は個人的に最もワニ革に合うと思っているピーナッツカラーです。
 


この名刺入れは、以前、バッグ、長財布、小銭入れの3点セットでご購入いただいたお客様から4点目としてご依頼いただいたものです。



最高級のヘンロンのワニ革を使い、同色でバッグから財布、小銭入れ、名刺入れまで揃えるのはとても贅沢なことだとは、これを作製した長年ワニ革で物作りの経験を持つ職人の弁です。



弊社から供給するバッグや小物は量産品と違い、お客様のご要望に応じ一点でお作りするものです。
同じ色の素材さえ準備できれば、今回のように後から追加してバッグにお揃いの商品を準備できるところは、一つの良いところだと、私自身改めて認識しました。

2010年8月8日日曜日

総ワニ革のブーツ3



ブラック、ワイン(Burgundy)に続き、総ワニ革のブーツ3足目をダークブラウン(T. Moro)でお作りしました。



製作上の仕様はこれまでの2足と同様で、弊社の供給するワニ革の中でも最も上質なDKと呼ばれるクラスのものを使い、斑がほぼ同じサイズで揃うように腹部のみからの裁断となりました。

黒で作った一作目が届いた際は、簡単には触れられないほどの気の使いようでしたが、三作目ともなると平静に一つの作品として感じ取れるようになりました。
とても贅沢な商品となりましたが、このブーツをご注文いただいたお客様と日本サイドの厳しい要望に対応してくれたイタリアの職人たちに感謝の思いです。
 


高級素材を使ったブーツとしては、今回の焦げ茶色が一番合っているように思いました。

他の皮革と違い、この革がまだ生物の一部として動いていた頃は、近くに寄ることさえできなかっただろうと、総ワニ革の現物を見てつくづく思います。

2010年8月6日金曜日

DAMIのブリーフケース



ご覧の商品は、DAMIブランドのブリーフケースです。



全面ワニ革で、表裏共にきれいにセンターカットです。

最近の弊社のバッグはオーダーメイドが中心のため、同じ素材を使ってはいても、国内縫製が増えてきている中、この商品はカッチリと作り上げられたイタリア製です。
 


中は、A4サイズの書類がゆったりと入るスペースが確保されています。



このブリーフケースを持ったビジネスの現場を想像するだけで、少し身の引き締まる思いです。

ご興味ある方、是非弊社までご連絡ください。