2012年6月19日火曜日

ワニのオーナメント


弊社のカジュアルブランド FENNIXには、ご覧の様にワニをかたどったヒモ通しのメタルのオーナメントが付いています。



現在販売中のファッション誌LEON 7月号にFENNIXの広告が掲載されていますが(Page 106)、こちらにはこのオーナメントを取り外した写真が採用されています。
これは、撮影をおまかせしたスタイリストさんのご判断によるものです。

基本的にはすべてのFENNIXに、このオーナメントを付けて出荷していますが、靴ヒモに通っているだけですので、その場で取り外すことができ、また簡単に取り付けることもできます。
お客様の中にはご購入いただいたその場で、オーナメントを取り外して欲しいとご要望される方も、稀にいらっしゃいます。



この春に販売開始したFENNIX 3417は、ブラック、ホワイト、ブラウン、ブリックの4色を用意しています。



これまで販売してきたFENNIXにはシールバーのオーナメントを付けていましたが、このFENNIX 3417のブラウンだけにはその色調に合う様、オーナメントをゴールドにしています。
ブラウンのワニ革とゴールドのメタルが何とも良い感じです。

さて、このオーナメントの要不要はユーザーのご趣向によってさまざまで、その方の履き方や履き込まれてできた風合いにより、ない方がより雰囲気が出る場合もあると思います。

しかし、これまでの私自身のFENNIXコレクションすべて、このオーナメントを取り外していませんので、それに目が慣れてしまっています。
逆に付いていないスニーカーを見ると、どうも抜けた感じに見え、個人的にはあった方が良い様に思うのです。

2012年6月17日日曜日

「モテる」の重要なこと

弊社が広告などでお世話になっているメンズファッション誌「LEON」では、よく「モテる」という言葉がキーワードになっています。
「モテるオヤジの○○○」、「モテるオヤジはちょい○○○」などで表現され、オヤジ世代を中心にモテるためのファッションやライフスタイルが案内されています。

LEONがファッションの指南書となり、普段忙しく、個性を磨く時間が少ない中年オヤジがお洒落になる、そのお手伝いになっているのであれば、それは大変良い事だと思います。

しかし、それ以前に大きなポイントとして、オヤジ世代にはモテたいという意識を持ち続けられるかどうかということが、とても重要だと思うのです。

まず原点として、モテたいという思いがあると、自分自身をカッコ良く見せたいという気持ちが働きます。
ですから、モテるためにその時代に流行りのスーツを着こなし、それに合わせた靴やベルトを身に付け、更にポケットやバッグから出てくる財布など小物類が品のある素材や色になっていきます。

特に、ファッションが趣味の方はそこにお金をかけ、カッコ良い自分を演出していきます。
また、中年と呼ばれる年齢を越えてからは、若い世代と同じ服を着たり、同じ財布や時計を持つのはあまりカッコ良いものではありません。ファッションにあまり興味がなかったというオヤジ世代の人でも、その年齢に応じた服装や持ち物を選び、その人に似合うお洒落を見出していくことがモテるための一歩だと思います。

しかし、モテたいという気持ちが年齢と共に少しずつ減っていくと、身に付ける物に頓着がなくなり、服飾関係は最低限その機能さえあれば良いと思うようになるかも知れません。
例えば、結婚をして子供もでき、自分の家庭を持つことに成功したという中年オヤジ。
残りの人生は定年まで働いた後、年金で趣味の生活をすると決めている。大きな冒険をしなくても、人並みに生活を充実でき、それで幸せという十分な価値を感じていれば、誰にも文句を言われる筋合いはありません。そうなると、実際のところ、その人はもうモテる必要性を感じていないかも知れません。

しかし、だからと言って、客観視された自分自身に気を使わなくなると、身だしなみに疎い中年男になってしまう可能性が出てき、人によってはお洒落とは程遠い問題に陥っている場合があります。髪はボサボサで肩にフケの雪が溜まり、ひどい口臭に気付かず、人と話すたびに相手に不快感を与えながら、それを気にもしないと言った様に。
こう言う人が同じ会社にいて、更に上司という立場だった場合、部下からも尊敬の対象になり難いのではないでしょうか。

常時それを気にし過ぎる必要はないと思いますが、時々第三者に写る自分を確認する時間を持つくらいはあっても良いのではないかと思います。
であれば、少しでもモテたいという気持ちを持ち続けることが、カッコ良く見せたい自分自身を意識することにつながり、それがオヤジを不潔にしない特効薬になっているはずです。

ですから、オヤジ世代でも、ちょっとだけ色気ゴコロを出して、お洒落に気を使い、女性にカッコ良く見られたいと心掛けた方が良いと思うのです。

ただ、間違って本当にモテ始めたりして、おかしな方向に発展してしまったら、それはそれでまた大変なのでしょうが。

2012年6月15日金曜日

よく履き込んだワニ革スニーカー その2



6月11日の弊社ブログ記事で、お客様の履き込んだワニ革スニーカーがカッコ良かったというご案内しました。

http://allyprojects.blogspot.jp/2012/06/blog-post_11.html

では、自分が履いているスニーカーはどうだろうと思い、写真を撮ってみました。



こちらは、私のFENNIX no. 3035ブラックです。
もう2年以上は履いています。
元々弊社から、高級素材を日常にお洒落に履いてくださいというメッセージを発信していますので、少し汚れた方が良いとの思いから、あまり細かく手入れをしている方ではありません。



このスニーカーばかり履いている訳ではなく、また黒ですから、あまり汚れは目立たない色だと言うことはあると思います。
しかし、こうして見てみると、時間が経っている割には、そんなに汚くなっていない様です。
逆に、もう少し古く汚れた方が、味が出てくるのかも知れないといった印象です。

手前味噌的な言い方で恐縮ですが、良いものを長く使うというのは、こう言うことなのかも知れません。

2012年6月13日水曜日

2979のグリーン その2



ワニ革ヴィンテージスニーカー DAMI 2979の内、昨年末からご案内を始めた限定販売のグリーンの最後の1足です。



このグリーンは、表面にワックス加工が施されたワニ革の斑がとてもよく映える色でした。



もしお客様から再販売のご要望を多くいただけるようであれば、またどこかのタイミングで準備させていただきたいと思う一色です。



2012年6月11日月曜日

よく履き込んだワニ革スニーカー



スニーカーの修理を承りました。



一昨年程前にご購入いただいたワニ革とエナメルのコンビのスニーカー FENNIX no. 3035のホワイトです。
随分履き込んでいただいており、アウトソールの交換が必要となりました。



古くなったアウトソールを取り換えるには、まず新しいアウトソールをイタリアから取り寄せます。

FENNIX 3035はオパンケという製法で作られています。
つり込んだアッパーをアウトソールに載せ、その周縁を縫って、アッパーとアウトソールを接合しています。

修理にあたっては、まずアッパー部を古いアウトソールから取り外し、それを新しいアウトソールに載せ、側面から縫い込んでいきます。
靴の内側から機械を入れて、アウトソールを一周ぐるっと回って縫わなければならないのですが、履き口から遠いトゥーの先端部の縫い込みが大変な作業です。



しかし、ご覧ください。
履き込んで古くなったスニーカーですが、新品よりカッコ良いと思うのは私だけでしょうか。

2012年6月7日木曜日

ホームページの更新



アーリープロジェクツのホームページを新しくしました。

これまでの弊社のホームページはフラッシュを使っていたために、iPhoneなど一部のスマホやタブレットPCでの閲覧ができない状況でした。
今回は、できるだけ内容をシンプルにし、分かりやすく情報をお伝えしたつもりです。

ホームページへのリンク
www.allyprojects.jp

ぜひ一度、新しいホームページをご訪問ください。
また、皆様のご感想やご意見などをお教えいただけますと幸いです。

2012年6月4日月曜日

ドレスのDAMI その3



また、ドレスタイプのワニ革靴を入荷しました。



毎回お客様のご注文に応じ、イタリアから取り寄せるのですが、一度として期待を裏切るような斑並びの靴が入ってきたことはありません。



DAMIのドレス靴には、片足に1匹、1足に2匹のワニ革が使われます。、
しかもワニ革はイタリアAlly Projectsが保有する最高級のDKレベルのものを使用します。



自信を持ってお勧めすることが出来ます。

2012年6月1日金曜日

ゾウ革のボストン



ゾウ革でボストンバッグを作ってみました。



サイズは横幅50cm×高さ30cmですので、結構大き目のボストンです。



ラインや飾りなど付けず、正面一面に一枚のゾウ革を使っているので、ゾウと分かった瞬間からその迫力を感じます。



底マチ幅は22.5cmあります。



このバッグのもう一つの特徴として、マチ底部一方の端からファスナー部を越えてもう一方の端まで継ぎはぎのない一枚で作られています。
大きなゾウ革を有効に使うことが出来ました。



一点だけ難を言うと、ゾウ革は他のエキゾチック系に比べ、強めのにおいを持ちます。
製品になってもそれが少し残るので、お客様にお届けする前に十分脱臭する必要があります。

中には、その方がゾウらしくて良いというユーザさんもいらっしゃる様ですが。