DAMI 2979 VINTAGE BLACK
DAMI 2979 VINTAGE BROWN
DAMI 2979 VINTAGE WHITE
こちらのスニーカーは、弊社の新作「DAMI VINTAGE」です。
これまでこのブログ内でも、2月11日と2月16日の2度ご紹介してきました。
ご案内が重複になりますが、これまでの弊社のワニ革スニーカーに比べ、このDAMI VINTAGEはアッパー全面にワニ革を使います。
鮮明に染色されたワニ革を裁断し、靴の部品とするのではなく、染色前のワニ革クラストを裁断から縫製まで行い、釣り込み底付け前の段階で染色ドラムに放り込み、時間を掛けて色付けを行います。
これが味のある色合いが出る一つの理由です。
また、よりヴィンテージの風合いを出すために、この商品は最終工程にバフィングを行い、汚れた様な加工を施します。
以前のブログ記事でもお伝えしましたが、この汚れた様に見える加工が、この商品のリリース前の大きな争点になっていました。
イタリアのAlly Projects本社は、この最終加工をしないと商品が全く違うものになると主張していました。
商品をご案内いただく側の雑誌や広告関係の方々も、ほぼこの意見に賛同されました。
確かに、ヴィンテージの最終加工まで行われた商品を良しとし、見慣れてしまった後では、真っ白なソールが付いたスニーカーに物足りなさを感じるでしょう。
他方、商品の販売にかかわるの多くの方々は、少なくとも白いアウトソールは加工すべきではないとのご意見でした。
特に弊社の販売店さんは高級品のお取扱いが多く、新品を汚れた様に加工するということに抵抗を感じられたかも知れません。
販売開始を前に、私どもも相当な時間を使い、議論に議論を重ね悩みました。
結局結論として、国内で販売するDAMI VINTAGEのアウトソール部分に関しては、バフィングを行わず、綺麗なままで販売することにしました。
ご購入いただくお客様の中には、ソールは白いままで履きたいと言われる方がいらっしゃるかも知れません。
また、履いていく内に白い部分は勝手に汚れていきますし、加工したものを白に戻すことは難しくとも、白いソールをお客様ご自身で汚していただくことはできなくはありません。
他のヴィンテージ商品で言えば、例えばデニムパンツなど履き古した様な加工を施しても、最終段階ではプレスをかけ、綺麗に包装します。
商品のどこかに「これは新品です。」と主張をする部分を残して置くことは重要と思い、今回は決断させていただきました。
しかし、アッパーが白いスニーカーは、アウトソールも白いままの方が良いかも知れないと、最近少し思い始めたところです。
尚、DAMI 2979 VINTAGEの販売開始は、4月13日を予定しています。