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白いシャツを購入してきました。
単純な私は、生地がオックスフォードよりも柔らかいロイヤルオックスフォードですと案内され、即決してしまいました。
元々、何にでも合わせやすいワイシャツがそろそろ欲しいと思っていたところでした。
これから暑くなる季節を迎え、ノータイでも下のシャツがだらしなく見えない様、上から一つ目と二つ目のボタンの間隔が狭いもの。
そして、ポイントはボタンダウンでした。
最近はクローゼットに何枚かボタンダウンのシャツを持つようになりましたが、現職に着く以前の会社員時代は襟が短めの無地の白いプレーンワイシャツしか着用しませんでした。
その頃から考えると、いい歳になった将来のどこかで仕事中にボタンダウンのシャツを着ることがあるとは思っていませんでした。
思い起こすと、私は高校生時代はカソリック系の規則の厳しい学校へ行きましたので、シャツは白、黒い学生帽に黒い詰襟の学生服、黒の革靴に黒い鞄でした。
上から下まで真っ黒で、近所の女子高生からは「カラス」と揶揄されていました。
なぜか校則でボタンダウンシャツの着用は禁じられていました。
その反動なのか、大学生時代に着たシャツは色の付いたボタンダウンが多かった様に思います。
20代に入り海外で過ごすようになり、20代後半に帰国した私は、同世代とは少し遅れて日本の社会人入りしたために、そこからは遅れを取り戻そうと必死で仕事をする日々が続きました。
職場にお洒落をして出勤するのは、周りの同年代と同等の実力と地位が確立されてからと、自分自身の心にかせをはめていました。
それが理由で、色付きのワイシャツやボタンダウンなどはまったく着用しませんでした。
やがて、上場企業で管理職や外資系のシニアマネジャーを経てきましたが、シャツは常に白いプレーンのワイシャツで通してきました。
一度始めたことになかなか終点が見つけられず、また初心を忘れずと言ったことが気持ちのどこかで続いていたのだと思います。
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さて、現職に着いてからは、色の派手なワニ革スニーカーを履きますので、当然のことながら着用するファッションにも気を使います。
私は靴をご案内する立場から、足元に注目の重きを置きたいため、極端に偏ったファッションは本意ではありません。
通常の基本とするところはデニムパンツに紺系のジャケット、あまりタイは着用せず、しかし客先へ訪問しても失礼でないようにと、状況に応じあれこれ考えます。
そうすると白のボタンダウンが結構役に立つのです。
なんだか子供でもしそうな組合せですが、そこはそれなりにお洒落な存在感を出すのがオヤジの技というところでしょうか。