2011年5月31日火曜日

白いボタンダウンシャツ



白いシャツを購入してきました。

単純な私は、生地がオックスフォードよりも柔らかいロイヤルオックスフォードですと案内され、即決してしまいました。
元々、何にでも合わせやすいワイシャツがそろそろ欲しいと思っていたところでした。
これから暑くなる季節を迎え、ノータイでも下のシャツがだらしなく見えない様、上から一つ目と二つ目のボタンの間隔が狭いもの。
そして、ポイントはボタンダウンでした。

最近はクローゼットに何枚かボタンダウンのシャツを持つようになりましたが、現職に着く以前の会社員時代は襟が短めの無地の白いプレーンワイシャツしか着用しませんでした。
その頃から考えると、いい歳になった将来のどこかで仕事中にボタンダウンのシャツを着ることがあるとは思っていませんでした。

思い起こすと、私は高校生時代はカソリック系の規則の厳しい学校へ行きましたので、シャツは白、黒い学生帽に黒い詰襟の学生服、黒の革靴に黒い鞄でした。
上から下まで真っ黒で、近所の女子高生からは「カラス」と揶揄されていました。
なぜか校則でボタンダウンシャツの着用は禁じられていました。
その反動なのか、大学生時代に着たシャツは色の付いたボタンダウンが多かった様に思います。

20代に入り海外で過ごすようになり、20代後半に帰国した私は、同世代とは少し遅れて日本の社会人入りしたために、そこからは遅れを取り戻そうと必死で仕事をする日々が続きました。
職場にお洒落をして出勤するのは、周りの同年代と同等の実力と地位が確立されてからと、自分自身の心にかせをはめていました。
それが理由で、色付きのワイシャツやボタンダウンなどはまったく着用しませんでした。
やがて、上場企業で管理職や外資系のシニアマネジャーを経てきましたが、シャツは常に白いプレーンのワイシャツで通してきました。
一度始めたことになかなか終点が見つけられず、また初心を忘れずと言ったことが気持ちのどこかで続いていたのだと思います。
 


さて、現職に着いてからは、色の派手なワニ革スニーカーを履きますので、当然のことながら着用するファッションにも気を使います。

私は靴をご案内する立場から、足元に注目の重きを置きたいため、極端に偏ったファッションは本意ではありません。
通常の基本とするところはデニムパンツに紺系のジャケット、あまりタイは着用せず、しかし客先へ訪問しても失礼でないようにと、状況に応じあれこれ考えます。
そうすると白のボタンダウンが結構役に立つのです。

なんだか子供でもしそうな組合せですが、そこはそれなりにお洒落な存在感を出すのがオヤジの技というところでしょうか。

2011年5月28日土曜日

FENNIX 3114 総ワニ革 ブラック



FENNIX 3114の木型で、アッパーすべてワニ革のスニーカーを黒でお作りし、お客様へお届けしました。

元々、この3114というスタイルはイタリアのAlly Projects社が日本市場向けに開発した木型で生産されています。
ですから、履き心地が良いと気に入っていただくお客様は少なくありません。



通常はワニ革とナッパ(羊革)のコンビで作る3114ですが、中にはせっかくならすべてワニ革にして作れないかというご要望を時々いただきます。

弊社ではそう言ったご要望に応じ、このようなスニーカーを特別注文として承っております。
 


今回は黒でしたが、Ally Projects社の豊富なワニ革在庫からご要望に応じた色でスニーカーをお作りすることができます。



現在、白いマットクロコで総ワニ革タイプの3114をご注文いただいております。
近々また、このサイトでご案内させていただきたいと思っています。

2011年5月25日水曜日

ワニ革二つ折り財布



私ごとで恐縮ですが、財布を新調しました。



弊社では比較的によく使われるキプロスグリーンのワニ革で作った、二つ折りの財布です。



二つに折った状態では片面づつしか見ることができませんが、開いて見ると、一面を左右対称にセンター取りしたちょっと贅沢な取り都合になっています。



ワニ革で財布を作る場合、できるだけ綺麗な斑を有効に見せたいため、一般的には面積の広い長財布の方が好まれます。

私の場合、財布をポケットに入れることが多いので、長財布だと収まらず、二つ折り財布になりがちです。
ポーチやクラッチバッグを持ち、貴重品を中に入れるお洒落を時々考えますが、常に左右の手を自由にしておきたいという理由から、財布はパンツのポケットが定位置になっています。

普段、私はFENNIXを履きますので、デニムパンツに合わせることが多いのですが、せっかくのワニ革の財布も、デニムのポケットの中では揉みくちゃになりがちです。
また、夏の暑い日には汗でびっしょりになると、ポケットの中の財布も汗を吸い、変色したり、匂いが付いたりして、長く使うには適さなくなってしまいます。

カジュアルクロコをお勧めする立場として、高級なワニ革の靴やバッグを一張羅にして大事にしまい込むのではなく、普段使いするお洒落を楽しみましょうとご案内しています。
しかし、普段使いとは言え、ワニ革の財布が揉みくちゃになり、角も潰れた状態で、デニムパンツのポケットから出てきたら、カッコ良く見えるかどうかはちょっと分かりません。



私の名刺入れなどでもそうですが、特にマット系のワニ革をうまく使っていくとツヤが出て、味わいのある良い色になってきます。

カジュアルクロコは、決して高級素材を粗末に取扱い、汚れきたなくしていくというのが、本来本意ではありません。
良いものを長く使い込み、年季の入った風合いを放つようになると、それはそれでまたその商品の価値はより高まるというものです。



さて、話は戻り、お金やクレジットカードなどが入った財布を、どの様に綺麗に持ち歩こうかと悩むところです。

仕事では、書類や資料などはブリーフケースに入れていますが、ブリーフケースに常に財布を入れてどこにでも持って行くというのは少し不都合です。
 


一つの解決策として、ボディーバッグを持つという手があります。

月型ショルダーと言われるようなボディーバッグだとそんなに大きくなく、かさばらずに良いかも知れません。
ボディーバッグに貴重品を入れ、肩から掛ける、腰に巻くなどすると、手は自由でいられるものの、それが本当にお洒落になっているかどうかがまだよく分かりません。
体に付けて置くとまずそれが目立ちますし、遠目から見た体全体のシルエットが少し変わってきます。
どうしようか、しばらく悩もうと思います。

しかし、綺麗な色のワニ革を使ったボディーバッグも良いかも知れません。
例えば、鮮やかな色のマットクロコのボディーバッグから、グリーンの財布を出すのもなかなかお洒落ではないでしょうか。

2011年5月22日日曜日

いい靴を履くと

何十年も靴を履いて外出するという文化の中で生きていると、これはいいという靴に時々出会います。

いい靴を履くと、気分も上がってきて、自分がちょっとバージョンアップしたような気になります。
アッパーすべてが均一の圧力で足を包むかのように木型がぴったりと足に合い、お気に入りのスタイルと色使いで、気付いた人の視線が吸いついて来るような素材が使われている。
そんな靴で出掛けると、身が引き締まる思いがします。

今の私の取って置きの1足、FENNIX no. 3114です。


FENNIX no. 3114 Moka & Cream

2011年5月20日金曜日

ワニ革の長財布と小銭入れ



弊社のワニ革を使った長財布と小銭入れをご案内いたします。
右奥にキプロスグリーンの長財布を1点。
左の奥からダブルファスナーの長財布をキプロスグリーンとブラウンで2点。
手前には、小銭入れを長方形と馬蹄形でそれぞれ1点づつ2点を用意しました。

◎キプロスグリーンの長財布 




長財布の外革は開くと1枚のワニ革が分かります。



内革も見える部分はすべてワニ革です。

◎ダブルファスナーの長財布








ダブルファスナーの長財布は、20cmx10cmx4cm強のずっしりとした重量感のある財布です。



グリーンのダブルファスナーの内革は、山羊革のフューシャピンクを使いました。
ファスナーを開くと、グリーンから覗いたピンクがそこだけ違うもののように感じます。
 


ブラウンは、オレンジの牛革です。
ブラウンにオレンジが良くマッチしています。

◎ワニ革小銭入れ 




小銭入れは、長方形と馬蹄形のどちらもホックの開閉式です。





これらの財布と小銭入れは、5月21日(土)22日(日)の大丸心斎橋店 本館5階 紳士くつ売場で開催されるオーダーメイドバッグ受注会に出展する予定です。

2011年5月11日水曜日

ワニ革バッグのオーダーメイド 受注会のご案内



5月21日(土)・22日(日)の2日間、大丸心斎橋店 本館5階 紳士くつ売場にて、エキゾチックレザーを使ったバッグのオーダーメイド受注会を行います。

ワニ革やオーストリッチ、高級牛革を使い、ご希望のデザイン・ご希望のカラーでバッグをお作りします。

バッグのデザイン作成にあたり、当日は弊社デザイナーがご来店いただいたお客様のご要望に基づいた初回テーブルデッサンを仕上げます。

ご自分だけのオリジナルバッグをお作りになりたいとお考えのお客様のご来店を心よりお待ち申し上げます。

日時: 5月21日(土)・22日(日)
場所: 大丸心斎橋店 本館5階 紳士くつ売場 06-6271-1231(代表)

お問合せ: アーリープロジェクツジャパン 03-3462-2345

2011年5月4日水曜日

MEN'S EX 6月号



5月6日発売のMEN'S EX 6月号にワニ革スニーカー FENNIX 3035の広告が掲載されています。(93ページ)

MEN'S EXでは、FENNIXを何度か記事としてお取り上げいただいたことはありましたが、1ページ広告は今号が初めてです。

弊社はこれまでいくつかのファッション誌に広告を出していますが、同じ画像を使った広告でもそれぞれの雑誌によって印象が変わってくるから不思議です。
雑誌が持つ独自の特徴や前段の記事を読んだ後の雰囲気が作用するのかも知れません。

今回はこれまでご案内してきた「カジュアル・クロコ」をやめ、「エキゾのレザスニ」というコピー入れました。
これは、エキゾティック革(爬虫類皮革)を使ったレザースニーカーを略したものです。