2011年1月24日月曜日

LEON 3月号



1月24日に発売されたLEON 3月号にFENNIXの広告が掲載されました。(134ページ)



撮影に使われたスニーカーは、通常ワニ革とナッパ(羊革)のコンビで作るFENNIX 3114のアッパーをすべてワニ革にした特注品です。



このようなワニ革の革見本の中からお好みの色をお選びいただき、お客様ご自身のためだけにスニーカーをお作りいたします。

広告画像では、ワイン色のスニーカーをワインと一緒に撮影した訳ですが、スニーカーの後方に少しぼやけて見えるワインは、地元トスカーナ産のブルネッロ モンタルチーノです。
よく見るとワインボトルのラベルに五線譜と音符が表示されているのが見えます。
このワイナリーでは、栽培する間、ブドウにモーツアルトを聞かせるそうです。

2011年1月23日日曜日

総ワニ革のFENNIX 3114にドレスタイプのソール2



1月4日のブログ記事で、FENNIX 3114の木型を使った黒い総ワニ革の靴をご案内しました。
ソールにVIBRAM製のドレスタイプソールを付け、スニーカーとは呼べなくなったとお伝えしていました。

今回、まったく同じものを白のアッパーでお作りしました。
 


この靴をご購入いただいたお客様は、冬でも白い靴をお履きになり、ソールは黒とお決めになっていらっしゃる方です。
このこだわりはこれで個性的なお洒落です。

真っ白のワニ革に、真っ黒のソール。
出荷前にはイタリアから、本当に黒いソールで良いのかと確認の問合せを受けた程、強いコントラストとなっています。
 


FENNIX 3114は発売時、ワニ革とナッパ(羊革)のコンビのスニーカーから始まり、次にアッパーをすべてワニ革にしたモデルが出来ました。
その後、今回の様にドレスタイプのソールが付き、新たな用途に対応が可能となりました。
 


商品がお客様のご要望に対応しながら育って行くようで、とても嬉しく思います。

2011年1月19日水曜日

2011年1月イタリア出張

イタリアへ行ってきました。



まず最初の楽しみは、行きのフライトが2階建ての新型エアバスだったことです。



今回はミラノから入りました。

地下鉄からドゥオーモ前の出口を上って行き、エマヌエーレアーケードを往復。



その後、ブランドが並ぶ通りをお決まりのコースぐるっと一回りし、フォーシーズンズホテルのカフェで一休み。
天気の悪い日でしたが、流行を感じて来ました。
シーズンオフのためか、ショップの新鮮さには欠けていたようには感じました。

この日はたまたまミラノでは冬のセール初日で、入店客を時間で制限しているショップもあり、かなりの賑わいでした。
個人的にはMONCLERのジャケットに興味があったのですが、専門店の入口からできた列があまりに長く、店内に入ることさえ諦めてしまいました。
 


ミラノの宿泊は、セントラル駅から1分と掛からないところに位置するホテル。

改装後間もない清潔さとロケーションの良さにかかわらず、本当にと思うくらいの格安値段で2泊しました。
 


翌日、ミラノからフィレンツェに列車で移動。



到着後、街を30分程うろうろしている内に、Ally ProjectsのMarcoが迎えに来てくれました。



この日の宿泊は、Ally Projects本社近くのモンスマーノテルメ地区。

修道院を改築したというホテルは、古い映画に出てくるような地元の文化を感じさせる年代もの。



室内はとても綺麗でしたが、天井にまたがった大きな丸太とその上に敷き詰められたレンガがいつか落ちてこないかと、とても心配でした。



次の日からAlly Projects本社で打合せを行いました。

アーリープロジェクツジャパンのこれまでと今後の見通しをマネジャー達に説明しました。
昨年夏から、ミラノとフィレンツェで先行的に販売を始めた商品が好調で、既にフランスとロシアでの展開が決まっており、この商品をいつどの様に日本に持って行くかということに最も時間を使いました。
この内容については、改めてご案内させていただきます。
 


Marcoと一緒に染色のラボラトリーに行きました。

大量の染色を発注する前に、ここのラボでサンプルを染色し、確認後最終製品の色を確定します。
真中のCiroさんに大変親切にラボ内をご案内いただきました。
大小合わせて16の染色用ドラムがフル稼働中でした。
 


ラボの帰りにPRADAのアウトレットに連れて行ってもらい、お買い物。



この日のディナーは、地元トスカーナの代表的な肉料理のレストランでした。



普段は出てきたものを残すことのない私でさえ、食べきれない程大きなTボーンステーキをいただきました。
柔らかい肉をフォークとナイフで大き目にカットし、思いっきり口の中でジューっと噛み締める醍醐味、しばらくは忘れられません。



ちなみにここは以前、ワイン色のFENNIXの雑誌広告用画像の撮影に使わせていただいたレストランでした。



翌日は、フィレンツェで始まったPITTI IMMAGINE UOMOに行きました。

右は、Ally ProjectsのMoniaさんです。
彼女の存在なしに今のアーリープロジェクツジャパンはありません。
とても可愛いイタリア女性ですが、残念ながら既婚者です。

午後の遅い時間に回ったので、人も少なくゆっくり展示を見ることが出来ました。
今回はどちらかというとカジュアルなものが多いようでした。
マントコートの展示が印象に残りました。

1週間の旅行でしたが、とても中身の濃い有意義な出張となりました。

Carissimo Marco,
Grazie mille per tutto quello che avete fatto per la nostra visita.
Siamo molto felice di possiamo fare il lavoro con voi.
La prossima volta e` ci vediamo in Giappone.

Ciao!

2011年1月16日日曜日

テスタデモーロのFENNIX



焦げ茶色のFENNIX 3035が出来てきました。



通常の3035は甲部とサイドのラインにワニ革を使い、胴部にはエナメルを使っていますが、今回は特別仕様のFENNIX 3035です。
本来エナメルの部分にスムースのナッパを使い、全体を焦茶色で仕上げています。 
 


ハトメとヒモ通しのメタルは金色にしています。
焦げ茶に金がよく合っています。



テスタデモーロ(testa di moro)はイタリア語で焦げ茶の意で、ドレスシューズなどではよく表現される色です。

この特別仕様のFENNIXは、現在上野のイタリヤーノ(Tel: 03-3835-2765)で販売されています。

2011年1月4日火曜日

総ワニ革のFENNIX 3114にドレスタイプのソール



FENNIX 3114の木型で、黒い総ワニ革の靴が出来てきました。



今回の靴の特徴は、ソールがこれまでのものと異なり、ドレス用のソールが付き、踵が2段になっているところです。



通常のFENNIX 3114は、セメント製法でフラットなゴム底のソールが付いています。



今回のアウトソールはVIBRAM社製のもので、踵の付いた一見ダイナイト風です。



製法もマッケイできちんと縫い込んでいます。


これまで3114をスニーカーと呼んでいましたが、こうなると定義するのも難しく、総じて靴と呼ばなければならなくなってしまいます。



出来てきた靴を最初に見た時は、少し不思議な思いでした。

この靴はお客様のご要望でお作りしたものですが、よくよく見るにつれ、お洒落なかわいい靴に思えてき、自分でも1足欲しくなってしまいました。
今回は黒でしたが、色が変わると、また違った雰囲気になりそうです。

総ワニ革のアッパーにこのソール、アリだと思います。

2011年1月1日土曜日

謹賀新年

皆様、
新年明けまして、おめでとうございます。

お陰さまで株式会社アーリープロジェクツジャパンは、昨年末で3年を終え、今年から第4期に入りました。

この春にはFENNIXの新作発表を準備しています。
また、今年はドレスブランドのDAMIを本格的にご案内して行きたいと思っています。

本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。