2009年12月29日火曜日

きたぞわれらの・・・・・・


画像でご紹介のワニ革スニーカーは、弊社のFENNIX style no. 3017です。
2008年春に発表されたこのモデルは、そのデザインがとある有名ブランドに似ているため、社内では他のモデルとの差別化の際にはそのブランド名で呼ばれたりすることもあります。


色は、シルバーのメッシュ地に、赤、ネイビー、ハニー(薄いゴールド)、パーム(ヤシの葉色/薄緑)、ブラック(ブラックはメッシュ地もブラック)が、2008 Spring/Summerのカタログで紹介されました。

アーリープロジェクツはイタリアではワニ革の供給メーカーでもありますから、もちろん豊富なワニ革の在庫にある他の色でも作ることは可能です。


弊社のワニ革スニーカーは、どちらかと言えばそのデザインや製法よりも、1足に使用されるワニ革の面積が広ければ広い程値段が高くなる傾向にあり、この3017もワニ革の裁断にあたっては大きくワニ革を必要とする分、他のモデルに比べ少し高めとなっています。

2008年に設立したアーリープロジェクツジャパンは、当初できるだけ多くのお客様にFENNIXを履いていただきたいという思いから、商品ラインの中から比較的購入し易い価格帯の商品を選びましたので、この3017は初期の市場投入ラインから外れました。
しかし、私にとってなぜかこの3017というモデルにはずっと思い入れが残っており、いずれどこかで国内のお客様にお届けできる環境を準備できればと思っています。
中でも特に赤には言われようのない親近感があり、このモデルを見ていると心の奥底にある記憶を刺激するのでした。

それがある時、「ハッ」と気付きました。
シルバーのベースに赤のライン。

あっ、ウルトラマンだ。

2009年12月24日木曜日

白いワニのクリスマスプレゼント


FENNIX 3114をベースに、白で総ワニ革のスニーカーをお作りしました。
これまで、紫や赤で総ワニ革の3114をご購入いただいた実績はありましたが、白は今回が初めてです。
スニーカーに白といえば、最も定番の色ですが、その素材がワニ革となれば、お洒落を通り越し、何かもっと奥深い神聖なものを感じるのは私だけでしょうか。


このお客様のこだわりをご覧ください。
通常は靴ヒモとハネ部でほとんど隠れてしまうベロ部全体にもワニ革を使用しています。


この3114の総ワニ革で、私が最も気に入っている部分はこの内側の腰(踝の下)の部分です。
ワニ革の細かい斑の部分をここに使った贅沢が何とも言えません。


このスニーカーを履いていただくお客様にとって、クリスマス前の素敵な贈り物になったのではないでしょうか。

2009年12月20日日曜日

FENNIXのオーナメント

現在、国内で販売中のFENNIXはベロ部が次の様にデザインされています。

Zの様な形をしたワニ革が付いているのですが、元々日本以外で展開していたFENNIXにはオーバル(楕円)のワニ革の上に「F」マークとワニを模ったメタルのオーナメントが付いていました。
FENNIXを日本で販売開始する際、複数のお客様にご意見をお伺いしたところ、このメタルオーナメントが大変不評だったため、メタル部だけを外し、国内仕様として、オーバルのワニ革の左下と右上にカットを入れた現在の形状にしました。

この左右のカットは、ワニの口と尻尾をイメージしています。

また、ハネ部の先にも靴ヒモに通したオーナメントが付いています。
これは海外向けのものを国内仕様にもそのまま残しました。
もしお客様がお気に入りでなければ、その場で取り外すこともできるからです。

さて、以前からお伝えしています通り、FENNIXは1990年代から欧州とアメリカで販売されており、2年前から参入した日本市場ではごく一部のモデルのみが展開されています。
これまでにレリースされたFENNIXには、このベロ部とハネ部のオーナメントにも他にいくつか種類があります。
少し変ったものをここでご紹介します。
ベロ部のワニ革はそのスニーカーの色に合わせ白や紺、場合によっては紫や黒となりますが、その上に乗るオーナメントにはワニ顔にスワロフスキーを使ったものもあります。

また、ハネ部のメタルには円形の「F」マークだったり、「F」マークにワニが左から噛みついているものもあります。
ワニ革というエキゾチックレザーを使うこと、またFENNIXのこれまでの一番の市場がアメリカということもあり、これらのオーナメントは派手めとなる傾向でした。
しかし、今後はこういったものばかりではなく、日本のお客様にも好んでいただける様なオーナメントを準備していきたいと思っています。

2009年12月8日火曜日

ハーフビジネスのスニーカー


FENNIX no. 3114ブラック

先日、都心から西へ延びる私鉄に乗ってお客様先へお伺いする途中の事でした。
午後の早い時間のため乗客はまばらで、ゆっくり座っていたところ、私の真正面にいた一人の男性の服装に目が止まりました。年齢は50代後半、少し太めの体格でお腹周りには貫禄と言って良いふくらみがありました。
濃いグレーのツィードのジャケットに白い襟なしのワイシャツ、黒いパンツに黒い革のスニーカーを履いていました。
「これは」という思いで、勝手ながらその男性に妙な親しみを持ちました。
これまで私が出会った中年以上の男性の中で、半ビジネスの装いでは最もスニーカーがお似合いだったからです。

日本では、サラリーマンは濃いめのスーツに黒か焦げ茶の革靴が定番で、特にお堅い金融系だったりすると、ネクタイでさえ地味な色遣いが当たり前という風潮がありました。
しかしこの数年、営業職でも夏場は上着を脱ぎ、ネクタイをはずして客先訪問をするようになりました。また、ここ十数年ほど前から上場企業でも一週間の内の一日だけカジュアルデーを設けている会社も少なくありません。
しかし、カジュアルデーとなると、夏はポロシャツ、冬はセーターと、休日に家族で遊園地に行く時と同じ様な、スーツ姿と真反対のカジュアルに振れてしまう傾向がある様です。
日本の働くオヤジも、少し着崩した装いを許してもらえる環境であれば、どこかのお洒落な国の様にスーツとカジュアルの中間あたりでファッションをエンジョイできると思うのです。

そういう中、上記でご説明した男性は色使いこそ白黒系が中心でしたが(というよりは白黒系が良かったのか)、ジャケットにスニーカーがとてもお洒落でした。
残念だったのは、そのスニーカーが弊社のFENNIXではなかったことです。
こういう方には、ぜひFENNIX 3114のブラックやブリックあたりを履いていただき、カジュアルクロコを実践いただきたいと心の中と視線だけでお願いをしておきました。
休日はもちろんですが、仕事にも履いていけるハーフビジネスのスニーカーとしてFENNIXをお役立ていただくことで、日本のオヤジのお洒落に貢献できないかと感じた次第です。

2009年12月2日水曜日

総ワニ革のサファリバッグをお作りしました

弊社のオーダーメイドバッグの製作過程を、実際にご注文いただいた内容に基づきご案内します。

まず、お客様のご要望をお伺いし、次の様なデザイン画を書きます。
ここでお客様がお持ちのイメージを具体化します。


次に仮材を使い、仮縫いモデルを作成します。
材料が違うというだけで、最終製品と同じものを作り、大きさや使い勝手、お持ちいただいた際のフィット感などをご確認いただきます。
この段階ではまだ細部への修正も可能です。
仮縫いモデルにお客様のご希望を反映し、最終のご承諾をいただいた後に本製品の製作に着手します。









デザイン画と仮縫いモデルで、お客様のご要望を二重に確認しますので、出来上がった商品がお好みと違うということはほぼありません。
また、お客様と一緒にご希望のものを作り上げていく工程を楽しんでいただけるのもこの商品の特徴の一つです。
今回のバッグはお客様がお選びになったキプロスグリーンのワニ革を使い、ご使用になるそれぞれの場面で必要となる機能を付加しました。
世界に一つしかないそのお客様だけのワニ革サファリバッグです。

2009年11月23日月曜日

真っ赤なワニ革のスニーカー


ご覧の商品は、弊社のFENNIX 3114 イタリアントリコロールです。

真っ赤なワニ革を、白のナッパ(羊革)がより際立たせ、二つの色の間で緑のラインが上手く調和を保っています。
イタリア国旗の3色を使ったイタリア製スニーカーですが、発売当初このイタリアントリコロールは同モデルの他の色に比べ販売数量をあまり期待していませんでした。
見栄えのする綺麗なスニーカーではありますが、さてこのど派手な配色を楽しんで履いていただけるお客様が多くいらっしゃるだろうかと考えると、少し懐疑的でいました。
この3114というスタイルを気に入っていただいた方でも、どちらかというと最終的には一緒に並ぶ「モカ&クリーム」や「ブラック」の方をお選びいただくことになるのではと思っていました。
しかしどういう訳か、ここのところの2ヶ月間でこのイタリアントリコロールをご注文いただく数が上がってきており、他の色の販売数量と変わらなくなってきました。
黒や茶色も悪くないのですが、ワニ革という高級素材をスニーカーで楽しんでいこうとお考えのお客様の中には、このイタリアントリコロールの様な派手め装いのご趣向をお持ちの方が多いのではと認識を新たにした次第です。
確かに、真っ赤なスポーツカーから降りてこられる方が、このスニーカーを履いていらっしゃると、相当お似合いであることは想像に難くありません。

2009年11月20日金曜日

FENNIXを履いて街に出よう


FENNIX no. 3192 アストラル・ブルー

カジュアルクロコを推奨する私は、仕事であれプライベートであれ、常にFENNIXを履いて外出します。
移動にあたって電車に乗っていると、時々足元に注ぐ周りの人々の視線に気付きます。最初はあれは何なんだろうと思われるのでしょう。
特にFENNIXはイタリア発のビビッドな色使いですから、目立つ事この上ありません。
正面から凝視するのは申し訳ないと思われるのか、気になる人はその正体を確認できるまで、横目で何度もチラ見を繰り返します。
それはセクシーなショートスカートの女性をジロジロ見れないのと同じ様な状態なのかも知れません。
まさかワニ革を使ったスニーカーとは即座に思い付かないのでしょう。
 
また、これは一度新幹線で東京から大阪に行った時のことでした。
お手洗いに席を立ちデッキに向かったところ、ちょっとコワイ風のお兄さんが立っており、思わず目が合ってしまいました。
恒例のごとく、その視線は全身を舐めるように上から下へ、そして下から上へ戻ってくるはずでした。
しかしその時も派手なFENNIXを履いていたために、その落ちた視線が靴で止まってしばらく戻って来ませんでした。
相手を威嚇する欲求よりも、その特異なものに対する興味の方が勝ったのでしょう。
心の中だけで微笑み、その場を立ち去りました。
 
周りの人のリアクションを期待できるのもFENNIXを履くことの楽しみの一つでしょう。
靴でお洒落に楽しめる領域がまだまだ大きくあるようです。

2009年11月17日火曜日

FENNIX Fall 2009

本日は、2009年のアメリカ向け秋モデルのカタログから4点ご紹介します。
 FENNIX no. 3044
カタログには画像のブラック以外にアストラル・ブルー、ボーン(白)、チョコレート、ピーナッツ、フォーレスト・グリーンの5色が載っています。
しかし、写真の取り方の違いか、裁断された革の部位のせいか、他の3044に比べこの画像は特に野生のワニを想像させられます。
よく目を凝らして見てください。(画像をクリックし拡大できます。)
爬虫類特有の眼光の冷たさ、甲部から靴先にいたる部分から想像させられる今にも開いてきそうな口先。
素材は、カイマンホーンバックとカーフを使っています。


FENNIX no. 3192
画像はチョコレートと呼ばれる焦げ茶色ですが、他にはアコーン(薄黄緑)、アストラル・ブルー、ブラックがあります。
アストラル・ブルーは明るい青にワニ革の模様がマッチし、街中を履いて歩くと注目を浴びること請け合いありません。
ブラックやチョコレートはその色だけなら装いの中に溶け込みますが、ハッと気付くとその肌合いと、センターのツノで間違いなくワニ革と認識してもらえます。
このモデルもアッパーはカイマンホーンバックとカーフです。


FENNIX no. 3107
上記の2点はFall 2009の中で特に派手めのものをご紹介しましたが、半数以上は少し落着いたモデルとなっています。
この3107は、ホワイト、レッド、ブラックの3色が用意されています。
ヒモ靴よりは脱着容易な3点留めが特徴で、素材はアリゲータ、ナッパ(羊革)とダイアモンドカーフを使っています。


FENNIX no. 3101
基本的にFENNIXはカジュアルシューズが中心ですが、この3101はFENNIXのドレスタイプの革靴です。
弊社のもう一つのブランドDAMIとは裁断が異なり、ワニ革の品質が劣るわけではありませんが、少し安価のドレスタイプとなっています。
画像でご紹介の色はグレーですが、他にブラック、チョコレート、ネイビー、ワインがあります。

現時点ではこれら商品の国内展開は未定です。
皆様のご意見をコメントでお聞かせください。
また、ご希望の方にFall 2009のカタログをお送りしますので、アーリープロジェクツジャパン(info@allyprojects.jp)までお問合せください。
数に限りがありますので、お早めに。

2009年11月14日土曜日

表裏ワニ革のベルト

10月10日の投稿でもご案内しましたが、通常はワニ革とナッパ(羊革)のスニーカー FENNIX 3114を、すべてワニ革でというお客様のご要望に基づき、INK(紫)、PLATINO(グレー)、FLAME RED(赤)で一色づつ総ワニ革のFENNIX 3114を3足お作りしました。

さて次に、このINKと同じワニ革を使ってベルトも作ってほしいとのご依頼をいただき、 お作りしたものが次の画像の商品です。
紫色のかなりお洒落なワニ革のベルトですが、さらに凄いのは、このベルトの裏にも表と同じワニ革を使っているところです。この色で、表も裏もワニ革を使ったベルトはたぶん世界にこの一本しかないのではないでしょうか。
見えないところにもお好みを主張されたこだわりの逸品です。

2009年11月9日月曜日

これまでのFENNIXと今後の展開

ワニの顔したスニーカー FENNIX 2769
 
弊社のカジュアルブランドFENNIXは、発売初期からアメリカでの販売数量が一番多く、デザインの傾向はアメリカの消費者向けになりがちでした。特に数年前までのFENNIXは上段でご紹介のモデルの様にアッパーすべてにワニ革を使い、やたら派手さを強調するスニーカーでした。
しかし、最近の傾向として、ナッパ(羊革)やエナメルなどの素材と組み合わせることにより、少しづつ洗練されたモデルが増え始め、総ワニ革で作るよりは少し価格が下がり、同時に販売数量が上がり、結果としてお客様が増えてきました。
日常にさえこの高級素材を楽しみましょうというカジュアルクロコに見合うよう、今後は更に優雅な大人のお洒落を楽しんでいただけるモデルを増やしていく予定です。

2009年11月3日火曜日

FENNIXのハイカット

HPの商品ラインナップではご紹介していませんが、弊社はこれまでいくつかのハイカットをレリースしています。
その中でも、このFENNIX style no. 2982は甲部とベロ部にワニ革を使い、それに合わせたナッパ(羊革)のモカとクリームが味わいのある風合いを出し、大人でもお洒落に履けるハイカットになっています。
 
ワニ革とハイカット、更には落ち着きのある配色、これらの組み合わせを国内のお客様にもぜひお楽しみいただきたいと思っています。

2009年11月1日日曜日

カジュアル・クロコの楽しみ方


無精ひげのチョットだけ悪そうな中年オヤジ。
小ぎれいなジャケットの下にはノータイのはだけた胸元、カフスなしの泳いだ袖口の白いシャツはイタリアンブランドのオーダーメイド。
色落ちし、擦り切れたデニムパンツ。その裾口から覗くワニ革をのせた赤いスニーカーのつま先。

ちょっとしたところにコダワリのお洒落。小僧にゃできない大人の特権。
カジュアル・クロコの楽しみ方の一つです。

2009年10月25日日曜日

世界に一つのバッグ

私ども、アーリープロジェクツはイタリアのワニ革を使った靴のメーカーですが、他にバッグ、サイフ、ジャケットも取り扱っています。その中でも、バッグについてはオーダーメイドでのご提供が可能となっています。
着手にあたっては、弊社のデザイナーがお客様のご要望を直接お伺いし、その場でバッグのデザイン画を描きます。
お客様からデザイン画にご承認をいただいた後、型紙をおこし、仮材を使ってバッグの仮縫いを作成します。仮縫いでお客様のご要望と完成後のバッグに違いが発生しないかなどの調整を行い、その後に本製品の作製に着手します。
最初のお客様とのお打合せから、1ヶ月半から2ヶ月で商品は完成します。着手から完成までの工程をお客様と一緒に楽しんでいただけるのは、この商品の大きな特徴です。デザイン画と仮縫いで2度の確認をさせていただきますので、出来上がったバッグがご希望と違うという事はほぼありません。
完成後お届けするバッグは、世界に一つしかない、そのお客様だけのオリジナルとなります。
バッグの素材は、ワニ革であれば最高級の品質で、お客様のお好みの色をカラーチップからお選びいただけます。ワニ革以外でも、オーストリッチや他のエキゾチックレザー、また牛革も多様な品質と色を準備しています。

多くの場合、このバッグは展示会形式で販売しています。
2日から3日間の展示会中、ご興味のあるお客様にお越しいただき、ご希望のバッグのデザイン画をお描きします。
例えばお気に入りのバッグが古くなり同じものがどこにもない。また、今持っているバッグを新たにこの様に変えたものが欲しいなどのご希望があれば、そのバッグをお持ちいただき、そこからお話を始めることは一つの方法です。また、私どもにもサンプルのバッグがありますので、そのバッグからイメージを広げていただくことも出来るようになっています。
ご興味がおありの方は、弊社までお問合せください。

2009年10月23日金曜日

ドライビングシューズ


FENNIXのドライビングシューズは、弊社HPで白いワニ革とモカ色のカーフを組み合わたstyle no. 3084をご紹介していますが、現在国内では上記の様な白いワニ革にネイビーカーフの組み合わせも販売しています。

白いワニ革のドライビングシューズをお気に入りのパンツに合わせ、季節関係なく街中に出かけてみるというのは如何でしょうか。

2009年10月18日日曜日

FENNIX style no. 3035

FENNIX 3035は2008年春にレリースされ、アメリカでは結構人気となったモデルです。国内でも昨年秋から「赤」と「青」で販売展開を始め、以降アーリープロジェクツジャパンの定番の一つとなりました。
ヒット作FENNIX 2979と同じ木型を使い、本底に釣りこんだアッパーを載せ周縁を縫うオパンケ製法で作られています。特徴は、エナメルでその色を強調し、甲部と側部ラインにワニ革を使ったところにあります。
赤はその圧倒的な存在感で足元からお洒落を主張します。どういう訳か、青のエナメルは室内と太陽光の下では違う色の様に変化し、履く者を楽しませてくれます。
 
さて、このFENNIX 3035ですが、お取扱店さんからの強いご要望でラインナップに「黒」を追加することにしました。この10月にイタリアから出荷されますので、11月にはお店に並べていただく予定です。
黒のワニ革と黒のエナメルのスニーカーが、どの様にお客様に受け入れていただけるか、今からとても楽しみです。

2009年10月13日火曜日

よく見りゃワニが・・・


LEON 11月号臨時増刊(Snap LEON vol. 2)の「07 Shoes スニーカー」の中で、FENNIX 2979が紹介
されました。

2009年10月10日土曜日

3114総ワニ革スニーカー

FENNIX 3114をご購入いただいたお客様から、履き心地が良い、フィット感があると、大変うれしいご評価をいただいています。
履き心地の良さは、カーフとラテックスゴムのカップインソール、また踵部裏にジェルのクッションを入れていることもありますが、何よりイタリアでの商品開発初期段階から日本のお客様向けに木型をデザインしたことが大きな要因です。
 
さて、そんなお客様のお一人から、このFENNIX 3114を総ワニ革で作って欲しいとのご要望をいただきました。
上記に並んだ画像がそれにお応えした商品です。
色は、上から「INK」、「PLATINO」、「FLAME RED」です。
Ally Projectsはイタリアではワニ革の供給者でもありますから、豊富な色のワニ革で商品をご提供することができます。
今回は29色のサンプルチップからこの3色をお選びいただき、商品作成に着手しました。

2009年10月2日金曜日

DAMIのご案内

弊社のドレスタイプDAMIについては、弊社のHPでご案内していますが、ここで少し補足させていただきます。
DAMIは常に時代に流されないスタンダードを守り、熟練した職人により細心の配慮を持って生産される伝統的なイタリアンフットウェアとして誕生しました。高品質の中から更に選別された高級な革が、ユニークなスタイルと優雅さを作り出します。着用の頻度やタイミングにかかわらず、常にその時代のものとして、時の変化を感じさせない靴となっています。

スーツやジャケットはもちろんのこと、エレガントでフォーマルな装いにシンプルに調和し、際立つことができますが、少し着崩した大人のカジュアルに合わせて、周囲を唸らせるには十分お役立ていただけます。
イタリアの弊社Ally Projectsのマネージメントの一人は、ジーンズにDAMI no. 3000(ダブルモンクストラップ)を合わせ、素知らぬ顔で飛行機に乗り、周りの乗客や乗務員の注目を集めます。

DAMIコレクションは、当初2つの異なる木型で、10のモデルから創作していきました。それが現在では20のモデルまでになりました。それぞれのモデルは、時代を問わないテイストを守ったクラシックスタイルです。
DAMIモデルの重要な特徴の一つとして、木型をデザインのためではなく、履き心地を重視したところにあります。また、この製品の製作上の特徴としては、甲革の裁断はセンターを中心に、一匹のクロコダイル革を片足に使い、同じ斑模様二匹分で一足が作られます。

今後はこのブランドに、現在の製造工程を守り、新しい木型とデザインを加えた新モデルを追加していく予定です。

2009年9月24日木曜日

LEON 11月号

LEON 11月号(11 2009 No. 97)にFENNIXの広告が掲載されました。

カジュアルクロコという、究極の贅沢。

クロコほどその個性や品質が素材に現れるものはありません。斑は、その最大の特徴のひとつ。
他の皮革素材には見られない特有のパターンがあり、たとえそれが靴やバッグに姿を変えようとも、どの部分から裁断されたものなのか、斑を見れば明らかなのです。
また、斑の個性を生かしたデザインにこだわると、限られた部分しか使えず、場合によっては複数匹使用しなければならないこともあります。
しかもクロコは、品質を左右する無傷状態のものが極めて少なく、それだけ希少価値が高いのです。
FENNIXは、そんな貴重な高級素材を普段使いしたカジュアルシューズ。
つい気を抜いてしまいがちな日常のスタイリングに「カジュアルクロコ」をさり気なくも贅沢にとり入れた、真にお洒落な大人のためのコレクションなのです。

2009年9月22日火曜日

FENNIX style no. 3114

今年の初夏にリリースしたFENNIX 3114は、弊社HPでもご案内の通り、初期の基本色は、「モカ&クリーム」、「ブラック」、「ブリック」、「イタリアントリコロール」の4色です。「モカ&クリーム」はイタリア人らしいお洒落なネーミングと共に、ワニ革のスニーカーとしては最も素材の存在感を強調できる色の組合せになりました。「ブラック」は一見モノトーンの黒のスニーカーが実はハードなワニ革とソフトなナッパ(羊革)という、大人向けカジュアルの風合いですが、半ビジネスにも適した幅広い活用ができます。「ブリック」は、赤ほど派手過ぎず、茶よりおとなし過ぎない、合わせる服によって独自の個性を演出いただけます。「イタリアントリコロール」は、お洒落上級者向けに用意した拘りの配色です。

さて、ここで紹介するモデルは同じ3114ですが、現在まだ公に販売展開していない2点です。上段の靴はシルバーブルーのクロコに白のエナメルを合わせ、ライン部と踵部には銀色のナッパを使いました。当初、白のエナメルに金色のワニ革をとも考えていましたが、カジュアルクロコの普段使いに不自然になり過ぎない組合せという事で、最終的にシルバーブルーに落ち着きました。下段はシルバーブルーのクロコに銀色のナッパを、ラインと踵にはメタリックネイビーで重厚感を出しました。今後、どこかのタイミングで発売開始をと考えています。

2009年9月21日月曜日

モテるオヤジは・・・

LEON 11月号(11 2009 No. 97)の「モテるオヤジはデニムが上手い」内でFENNIX 2979が紹介されました。

2009年9月20日日曜日

Ally Projects srl

左端がAlessandro DAMI(アレッサンドロ・ダーミ)、右端がMarco DAMI(マルコ・ダーミ)。

イタリアのトスカーナ州ピストイアに本拠地を持つAlly Projects srlは、Marco DAMIとAlessandro DAMIの二人の兄弟の会社です。
DAMI家は1800年代からモンスマーノテルメ地区の広範囲にわたる農地、山林の所有者でした。しかし、先代のGino(ジーノ)は1940年代に家業を継がず、モンスマーノテルメの靴工場で働くようになりました。やがてその地域では羨望の的となる熟練した生産技術者となり、さらには近辺の生産工場にとどまらず、ロンバルディアやマルケなど、他の地域の靴生産者の指導にあたるようにさえなりました。
1950年代にGinoは妻のNara Micheliと親交の深かった靴の生産業者仲間と共に、靴製造業に向けた部材の販売に着手しました。その活動範囲はイタリア国内にとどまらず、東ヨーロッパ諸国からインド、中国への輸出にまで発展しました。その家業は現在も継続しています。
後にAlessandroとMarcoが事業に参加し、Heng Long社との出会いがあり、Heng Long社のワニ革のイタリア国内総代理店へと展開していきました。
皮革の販売代理店としてのAlly Projects srlは、高級品の製造業者のみが使用するクロコダイル、アリゲータ以外の革の販売には着手しませんでした。
ワニ革の供給者としての事業を確立した次のステップとして、その革を使った靴の生産はAlly Projectsにとって難しいものではありませんでした。
魅力的な商品が準備でき、豊かな販売経験を持った協力者との信頼関係を得たことで、イタリア国内に限らず、アメリカを含む海外展開はスムーズに着手でき、初年度から高い実績を上げることに成功しました。その後、アメリカでの販売量の拡大に伴い営業が強化され、カジュアルタイプFENNIXの商品ラインよりも高級な靴を世界に向け供給できるブランドの製作に着手しました。これがドレスタイプDAMIの誕生につながりました。

2009年9月16日水曜日

カジュアル・クロコ


私ども、アーリープロジェクツは、イタリア製のワニ革を使った靴のメーカーです。
弊社HP (http://www.allyprojects.jp/) でもご案内の通り、総ワニ革のドレスタイプ「DAMI」と、スニーカーベースのカジュアルタイプ「FENNIX」という2つのブランドを所有しています。

私どもの推奨するコンセプトに「カジュアル・クロコ」があります。これはクロコダイルやアリゲータを代表とするワニ革で作られた靴やバッグなどをこれ見よがしの一張羅にしてしまうのではなく、この高級素材を何気ない日常にさり気なく普段使いとして取り入れることで、贅沢な大人のお洒落を楽しみましょうというものです。
また、普段はスーツにタイの方(かた)が、オフではもちろんのこと、社交の場やたとえビジネスにでもカジュアルへと軽く着崩す際、FENNIXを合わせることで足元に1点のこだわりを加え、カジュアルでさえ崩し過ぎないお洒落を演出いただけます。

スニーカーあたりから、カジュアル・クロコをお楽しみいただくのは如何でしょうか。

2009年7月24日金曜日

LEON 9月号


LEON 9月号(9 2009 No. 95)にFENNIXの広告が掲載されました。