2010年3月8日月曜日

トレンドの赤いスニーカー


FENNIX no. 3035 Red/Green


FENNIX no. 2979 Red/Green

今日、自宅から駅に向かう途中で、前方を歩いている人込みの中の足元に赤いスニーカーを見つけました。
30代前半、男性、黒の革ジャンにグレーのデニムパンツ。
赤いスニーカーは、ソールからアッパー、靴ヒモまですべて赤だったので、ダーク系の上半身に対し、足元が目立つ事この上ありませんでした。
しかし、赤いスニーカーはこのように履くと言うお手本の様にとてもお似合いでクールだったのです。

一昔前では膝から下に赤を見つけられると言えば、鉄腕アトムかほうれん草くらいでした。
いつ頃からでしょうか、パンプスなどは別にして、男性のスニーカーにも赤が増えてきたのは。
国内でも多彩な色を使ったお洒落が浸透しだして以来、スニーカーでも原色系が目立つようになり、また中には紫がファッションにうまく融合したりと。
白のスニーカーにブルーのラインが2本入っただけで、「カッコいいー」と思ったのは、私が子どもだった頃の何十年も前の話です。

さて、前段でご紹介した男性の赤いスニーカーはよくお似合いでしたが、革を使ったものではありませんでした。
赤いスニーカーも大人のカジュアルを狙うのであれば、ただ赤というだけでなく、素材にこだわるのも一つのアイデアです。
カーフ(子牛)やナッパ(羊)などとのコンビでワニ革を潜ませるというのは、若過ぎると似合わないオヤジの個性を生かした手法かも知れません。
高級素材を使った赤いスニーカーを履き、それに気付いた周りの反応を冷静に観察するのも、時には楽しいでしょう。

しかし、もう若いと言われる年齢を越え、赤いスニーカーを履きたいと言うと、世の中まだまだ保守的なご意見を発する方もいらっしゃるかも知れません。
実際、弊社設立時からのお客様の中でも、2足目のFENNIXに上段の2979 Red/Greenを希望され、奥様とお嬢様の大反対に会ったということがありました。
その方は少し時間を要した様ですが、結局はご自身の意見を通し、赤いFENNIXをご購入いただきました。
先端のトレンドに乗ったお洒落は改革の様なものです。
そして、どの様な改革にも勇気と決断と折れない心が必要です。
私どもアーリープロジェクツは、赤いスニーカーをカッコ良く履くオヤジを応援したいと思います。

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