2010年4月16日金曜日
イタリア系お洒落でオヤジを変えよう
弊社アーリープロジェクツは、主婦と生活社のメンズファッション誌LEONに大変お世話になっています。
FENNIXの広告を掲載いただいており、記事としても何度かお取り上げいただいています。
このLEONですが、もちろん日本の雑誌ですので、内容は日本語で紹介されていますが、モデルはほぼイタリア人で、日本人を匂わせる画像はほとんど出てきません。
こういった日本の雑誌が海外でどの様な評価を受けるのだろうと、以前から個人的に大変興味を持っていました。
昨年からLEONに弊社の広告が出るたびに、その号をイタリアAlly Projects本社のマネージメントに送ってきました。
Ally Projectsは靴のメーカーですが、イタリアの名だたるブランドにワニ革原皮を卸す立場でもありますので、ファッション業界に高級素材を活かすお手伝いを少しだけさせていただいています。
先日、そんな彼らにLEONの感想を聞いてみたところ、イタリア的な表現もあるとは思いますが、この雑誌はとても素晴らしいと大絶賛なのです。
カッコいいモデルとお洒落なアイテムでオヤジ世代のあり方を紹介した分かりやすい雑誌は、他に多くは見当たらないのかも知れません。
さて、イタリア人からも高い評価を受けるLEONを参考に、日本人ももう少しお洒落のセンスを磨こうではないかと思うのです。
もちろん中には素晴らしい方々も多くいらっしゃいますが、相対的に日本国民は個性が薄く、誰かがそうだと言えば、それに無条件に従う主体性のないファッションが中心です。
日本という国は、昭和の高度成長期からその発展のために誰もが長時間、一生懸命働いてきました。
オリンピックや万博を経て、時代と共に生活レベルが向上しても、それまで培われ引き継がれてきた仕事に対する習慣は簡単には変わるものではありません。
朝早くから、夜は遅くまで、週末さえ仕事に従事することが当たり前のように生きてきたため、お洒落をしている暇もなく、センスが養われる機会も少なかったのではないでしょうか。
(あくまでも一般的な比較論として)
そしてその見返りに、安定した給与と年功序列の出世と終身雇用、当たり前の様に手厚い社会保障を受けてきました。
(現行の経済状況がそれを壊しつつありますが)
こうした背景から、この国自体がサラリーマン養成国家のようなもので、実は名目だけの資本主義の下に隠れた社会主義国だったのかもしれません。
上には逆らわず、波風立てず、常に周りと同じを良しとし、濃いめのスーツに黒の革靴、地味系のネクタイ。
LEONの中のイタリア人がカッコ良く見えるのも当然だったのではないでしょうか。
しかし、世の中も変わり、バブル期さえ経験のない平成生まれが社会に出て来る時代になりました。
昭和生まれのオヤジも、たとえ仕事に追われるスケジュールの中にあっても、右にならえの過去の習慣から勇気を持って脱皮し、個性あるファッションに目覚めようではないですか。
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