2012年1月25日水曜日

DAMI 2979 Vintageのアイレット



DAMI 2979 Vintageは、カタログや取説でもその特徴を次のようにご案内しています。
「ヴインテージルックのワニ革スニーカーは、新品でありながら、履き古したような外観を持ちます。個々に再現できない一風変わったデザインが特徴です。」

この主な要因は、その製造過程にあります。
通常の靴の製法では、染色された革を裁断し、縫製されたアッパーとなる部分を木型に吊り込み、その後底付けとなります。
しかし、DAMI 2979の場合は、染色前のワニ革クラストを裁断し、縫製まで仕上げた後に、それぞれの色の染色ドラムの中で色付けし、洗浄と乾燥へと進みます。
ですから、個々に再現できない一風変わったデザインに仕上がるのです。



このため染色前のアッパーには、ハトメやアイレットと呼ばれる靴ヒモを通す金属のリング部も既に付いており、染色時にはこのハトメも一緒に染色されます。
故に、染色する色によって完成したスニーカーのハトメの色も変わってくるのです。


通常のシルバーのハトメ









ヴィンテージスニーカーのハトメ

この様に、染色する色によって色付きが違うために濃淡が出てき、個々のヴィンテージの風合いをより一層引立てます。

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