2011年2月16日水曜日

DAMI VINTAGE その2



2月11日付けブログ記事でもご案内していますが、こちらのスニーカーは今季弊社期待の新作DAMI VINTAGEです。
アッパーすべてにワニ革を使い、ビンテージ加工にしたスニーカーです。
 
このDAMI VINTAGEの発売を4月に控え、関係者と日々論議を交わし、なかなか結論に達しないことが1点あります。
現在、イタリアで販売されているこの商品は、出荷前にわざと汚したようなダイ加工を施します。
これは、アッパーだけではなく、白いソール部にもダイ加工が施されます。



国内の販売にあたって、この靴底にもダイ加工するか、しないかが議論になっているのです。

ある方は、高級品を汚したように見える加工は日本のお客様には受け入れられないと言います。
また、他の方はVINTAGEとしてクタクタに汚れたように見えるファッションは、靴に限らずこのところの世の流れだと言います。
そんな中、新商品の白い部分まで汚すなんて考えられないというご意見と、靴底を含め全体が汚れていないと商品が違うものになってしまい価値がなくなるという、まったく対立するご意見があるのです。

アッパーをダイ加工したとしても、ソールは綺麗なまま残し、汚したように見えるけれども、実は丁寧に手を加えたという軌跡は残すべき、そう言われればそういう気もしてきます。
イタリアでの生産開始までにあまり時間がありませんが、それまで悩もうと思います。

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