弊社のスニーカー DAMI 2979のソール部のヴィンテージ加工について、これまで何度かこのブログ記事内でもご案内してきました。
このスニーカーは、イタリアを始めとするヨーロッパ各国では、ソール部を含め、出荷前にアッパー全体をワックスでヴィンテージ風に加工します。
茶色いスニーカーには茶色のワックスを、黒には黒いワックスを、白には半透明と、それぞれの色に合わせた専用のワックスを使っています。
履き古した様な外観、汚れ、柔らかさ、これらすべての要素がこのスニーカーのヴィンテージ感を引立てます。
しかし、この商品の発売前に多くの方々と協議した結果、日本国内での販売においては、基本的には白いソール部だけは加工せず、白いままで残すということにしました。
このスニーカーの販売開始から3ヶ月近くが過ぎました。
ご購入いただいたお客様の嗜好も様々で、ソールを加工していないものとしたものの両方をお見せしてご選択いただくと、綺麗な白いままをご選択されるお客様が多数を占めます。
しかし、お客様の中にはソールも汚してないと駄目ですと仰るお客様もいらっしゃいました。
さて、先日新色のオレンジ色を含めた4色で、広告用の写真撮影を行いました。
こちらが最初に撮った写真ですが、ソール部をワックスで加工していないと、やたらとソールの白さが目立ちます。
初めからこれが商品ですと言われると、それはそれで納得の風合いかも知れません。
しかし、このようにソール部を加工したものと比べると、加工したものの方がより存在感が増したように見えるのです。
白いソールはワックス加工の前段階のものですから、履いていくと少しづつ汚れていき、やがてワックスで加工したものとほぼ変わらなくなるでしょう。
その前提で考えるなら、白いままでご提供する方が、お客様には白い時と汚れた時のヴィンテージの風合いの両方を楽しんでいただけるという利点はあります。
上段の画像のように一度4片足で撮影を行ったのですが、ソールを加工した写真の方が良いということになり、後日改めて撮影することになりました。
撮り直した広告画像は、7月24日発売のLEON 9月号に掲載されます。
出来ばえをご期待ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿