2011年9月4日日曜日

背ワニの長財布



実は、昨日9月3日のブログ記事でご案内した背ワニのボストンバッグをお納めしたお客様には、同じ背ワニの革で長財布もお作りしています。



片面は、背ワニの尻尾部で、隆起部が右側部では広がったところから左側に向け少しづつ狭まり、左側部中央の1点に向かっているという、この財布のサイズに一番良い部分が使われています。
この部分の革の加工は、厚みがある割には中途半端に柔らかく、機械が使えない為、すべて手作業となることから、職人が最も苦労したところです。



もう一方の片面は、腹部の真中が使われており、中心から分かれた左右の斑模様がシンメトリーになっています。
バッグと同様に、この長財布にもお客様のお名前を彫った真鍮のプレートが付いています。



内側はバッグと同じ赤い牛革を使っています。



この長財布はダブルファスナーで二つの入れ口があり、片方に1万円札が100枚入るスペースを持っています。



バッグだけでも相当なインパクトがあるところに、お買い物の時など、そこからこの長財布を取り出してお支払いをするところなどを想像するだけで、楽しくなってしまいます。

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