2012年6月11日月曜日

よく履き込んだワニ革スニーカー



スニーカーの修理を承りました。



一昨年程前にご購入いただいたワニ革とエナメルのコンビのスニーカー FENNIX no. 3035のホワイトです。
随分履き込んでいただいており、アウトソールの交換が必要となりました。



古くなったアウトソールを取り換えるには、まず新しいアウトソールをイタリアから取り寄せます。

FENNIX 3035はオパンケという製法で作られています。
つり込んだアッパーをアウトソールに載せ、その周縁を縫って、アッパーとアウトソールを接合しています。

修理にあたっては、まずアッパー部を古いアウトソールから取り外し、それを新しいアウトソールに載せ、側面から縫い込んでいきます。
靴の内側から機械を入れて、アウトソールを一周ぐるっと回って縫わなければならないのですが、履き口から遠いトゥーの先端部の縫い込みが大変な作業です。



しかし、ご覧ください。
履き込んで古くなったスニーカーですが、新品よりカッコ良いと思うのは私だけでしょうか。

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