2012年6月17日日曜日

「モテる」の重要なこと

弊社が広告などでお世話になっているメンズファッション誌「LEON」では、よく「モテる」という言葉がキーワードになっています。
「モテるオヤジの○○○」、「モテるオヤジはちょい○○○」などで表現され、オヤジ世代を中心にモテるためのファッションやライフスタイルが案内されています。

LEONがファッションの指南書となり、普段忙しく、個性を磨く時間が少ない中年オヤジがお洒落になる、そのお手伝いになっているのであれば、それは大変良い事だと思います。

しかし、それ以前に大きなポイントとして、オヤジ世代にはモテたいという意識を持ち続けられるかどうかということが、とても重要だと思うのです。

まず原点として、モテたいという思いがあると、自分自身をカッコ良く見せたいという気持ちが働きます。
ですから、モテるためにその時代に流行りのスーツを着こなし、それに合わせた靴やベルトを身に付け、更にポケットやバッグから出てくる財布など小物類が品のある素材や色になっていきます。

特に、ファッションが趣味の方はそこにお金をかけ、カッコ良い自分を演出していきます。
また、中年と呼ばれる年齢を越えてからは、若い世代と同じ服を着たり、同じ財布や時計を持つのはあまりカッコ良いものではありません。ファッションにあまり興味がなかったというオヤジ世代の人でも、その年齢に応じた服装や持ち物を選び、その人に似合うお洒落を見出していくことがモテるための一歩だと思います。

しかし、モテたいという気持ちが年齢と共に少しずつ減っていくと、身に付ける物に頓着がなくなり、服飾関係は最低限その機能さえあれば良いと思うようになるかも知れません。
例えば、結婚をして子供もでき、自分の家庭を持つことに成功したという中年オヤジ。
残りの人生は定年まで働いた後、年金で趣味の生活をすると決めている。大きな冒険をしなくても、人並みに生活を充実でき、それで幸せという十分な価値を感じていれば、誰にも文句を言われる筋合いはありません。そうなると、実際のところ、その人はもうモテる必要性を感じていないかも知れません。

しかし、だからと言って、客観視された自分自身に気を使わなくなると、身だしなみに疎い中年男になってしまう可能性が出てき、人によってはお洒落とは程遠い問題に陥っている場合があります。髪はボサボサで肩にフケの雪が溜まり、ひどい口臭に気付かず、人と話すたびに相手に不快感を与えながら、それを気にもしないと言った様に。
こう言う人が同じ会社にいて、更に上司という立場だった場合、部下からも尊敬の対象になり難いのではないでしょうか。

常時それを気にし過ぎる必要はないと思いますが、時々第三者に写る自分を確認する時間を持つくらいはあっても良いのではないかと思います。
であれば、少しでもモテたいという気持ちを持ち続けることが、カッコ良く見せたい自分自身を意識することにつながり、それがオヤジを不潔にしない特効薬になっているはずです。

ですから、オヤジ世代でも、ちょっとだけ色気ゴコロを出して、お洒落に気を使い、女性にカッコ良く見られたいと心掛けた方が良いと思うのです。

ただ、間違って本当にモテ始めたりして、おかしな方向に発展してしまったら、それはそれでまた大変なのでしょうが。

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