2012年12月28日金曜日
焦げ茶のワニ革ショルダー
ご注文いただいておりましたワニ革ショルダーバッグを、年末の最後にお届けすることができました。
焦げ茶色のワニ革を使い、表面、裏面共にワニ革のお腹の真ん中がバッグの中心に来るようにデザインされています。
このショルダーバッグの作製にあたり、32cmのポロサス(スモールクロコ)を3枚使っています。
特に裏側のポケットは、見た目を損なわず、きれいなワニの斑をお見せできるよう、落としファスナーになっています。
このショルダーバッグのデザインは、お客様がこれまで使ってこられたイタリア製の牛革バッグと同じ形状のものが欲しいというご要望から始まりました。
その牛革のバッグをお見せいただき、デザイン画をおこしました。
そのデザイン画にご承認をいただいた後、仮縫いモデルを作成しました。
被せの裏革は傷の付きにくいシュリンクレザー、内部は明るめのキッド(子山羊)を使っています。
ご希望だったタバコのフィルターとライターが入る内ポケットもお付けしました。
一見小型に見えるショルダーバッグですが、内部は幅広のマチを持った2部屋に分かれており、たくさんの物が入るようになっています。
お客様がとても使いやすいとおっしゃっていた理由が、よく分かりました。
年内に受け取りたいというリクエストにお応えするために、職人さんにはだいぶん無理をさせてしまいましたが、今年最後に素晴らしい商品をお納めすることができたと思います。
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