2014年4月27日日曜日

オーダー会でご注文いただいたスニーカー 2014年4月


今年の2月に行われたオーダー会でご注文いただいた特注のスニーカーが出来上がってきましたので、ご案内させていただきたいと思います。
ワニ革と山羊革イントレチャートとの組合せ DAMI 3357をお客様のご希望に基づいてカスタマイズしたものです。

DAMI 3357の今年の標準色は、ナチュラル、ダークブラウン、フェーデッド・デニムの3色です。
また、標準のDAMI 3357のソールはすべて白で準備しています。

今回の特注品はお客様のご要望で、アッパーのワニ革と山羊革をネイビーで染色し、ソールを黒にしています。
DAMIのヴィンテージ系スニーカーは、染色前のワニ革クラストを裁断・縫製し、アッパーを先に組立てた後、染色ドラムに放り込み、それぞれの色に染色していきます。
今回は、革の靴ヒモをアッパー染色時に一緒にドラムに入れ染色しましたので、靴ヒモも同色のネイビーになっています。



なんと、とても良く出来上がっているのです。
以前、アッパーがすべてワニ革のスニーカー DAMI 2979をネイビーで限定数用意し販売したことがありました。
上がってきた当時、それはそれでなかなか良い出来だと思ったものです。
しかし、今回のワニ革と山羊革イントレチャートのコンビのネイビーの方は、二つの素材の染料の浸透度合いが違うからか、微妙な色合いの変化が何とも言えず魅力的なのです。

私どもはメーカーとして、商品を発売する前にどのスタイルをどの色で準備するか、イタリア本社で検討します。
しかし、DAMI 3357をネイビーで作るとこんなに良く出来上がるというのは、予想外でした。


オーダー会で特別注文をお受けする理由としては、標準素材以外との組合せや標準色以外でお好みの仕様をお作りするというものです。
そのお客様が自分で履きたいと思うようにスニーカーをカスタマイズできる訳です。
このようにすると商品が良くなるんじゃないかとの思いがあれば、それを誰よりも早く自分だけのために作れます。
また、それが世間一般的などと言うこととは関係なく、ご自分だけに合わせたお好みを商品にする場合もあると思います。



今回のお客様は良いものを誰よりも早くお作りになられたのではないでしょうか。
決して悪い意味ではなく、「やられてしまった。」という感じです。


尚、今回の特注品をブログでご案内するにあたりましては、事前にお客様のご了解をいただいています。

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