2011年10月6日木曜日

月型のボディーバッグ



ようやく出来上がってきました。
赤いワニ革で作ったボディーバッグです。



この赤は、弊社のスニーカー FENNIX 3035で表現するフレームレッド(炎の赤)と同色です。



今回使用したワニ革は光沢のあるグレージング仕上げで、表面はそれぞれの斑にオウトツを持つようボンベ加工が施されています。



このボディーバッグは、以前のブログ記事(2011年5月25日 ワニ革二つ折り財布)でご案内した、軽装時に財布などの貴重品をどの様に身につけるかという問題の解決策でした。
私は普段よくブリーフケースを持ち歩きますが、財布はブリーフケースなどの手持ちのバッグに入れるよりは、もう少し体に近いところに持っていたいという思いがありました。
また、夏の暑い時期にジャケットを着用しない際、パンツに財布を入れて揉みくちゃにしたくなく、しかし両手は常に自由でありたいと思っていました。
いくつか考えた回答の一つが、ボディーバッグだったのです。





このボディーバッグもこれまで弊社がお客様に納品してきた他のバッグ同様、デザイン画を描き、仮縫いモデルで確認を取るというプロセスを経た、完全なオリジナルです。



上段の写真のように、背中に持った感じは悪くありません。
この大きさだと、二つ折りどころか長財布を入れた後、小銭入れ、携帯電話、その他名刺入れや筆記具のスペースは十分にあります。
電車に乗る時などはスルット回して、お腹に持って来れます。



背面の革は同色の牛革にしました。
ここは少し悩んだところです。
せっかく作るのであれば、すべてワニ革で作るべきかどうか。
結果的に牛革を選択しましたが、商品の中に強弱といったように「静」と「動」があり、見た目のケバケバしさが緩和されたようで、これはこれで良かったと思っています。
背面に薄いものを差し込めるポケットがあるというのも当初の希望どおりです。
チケットやパンフレットなどをさっと差し込み、必要な時にすぐに取り出せて便利です。



こだわりは、バッグとベルトの接合部が大きく、ベルトの根本のワニ革を広めに取ってあるところと、さっと掴めるように持ち手が付いているところです。



残念ながら今年の夏には間に合いませんでしたが、綺麗なワニ革で機能的なボディーバッグが出来上がったことには、とても満足しています。
この秋、私はボディーバッグとスニーカーがお揃いです。

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