2012年11月8日木曜日

アウトソールの交換


ワニ革ヴィンテージスニーカー DAMI 2979は、オパンケ製法で作られています。
オパンケとは、吊り込んだアッパーを周縁が被さるようなアウトソールに載せ、側部から縫い込んでアッパーとアウトソールを接合する製法です。

ですから、アウトソールがすり減ってきた場合などは、縫い合わせた糸を取りほどき、古いアウトソールを取り外せば、新しいものに交換することができます。



DAMI 2979のゴム底の周縁部を見ていただくと、縫い目があるのがお分かり頂けると思います。



また、中敷きのカップインソールを取り外すと、内側の縫い目を確認することができます。





この交換作業にあたっては、イタリアから部材を取り寄せた後、新しいアウトソールへの載せ換えは国内で行います。
お時間と費用は掛かりますが、ご希望のお客様がいらっしゃいましたら、お取扱い店または弊社へご相談ください。

ただし、革を縫う訳ですから、一度縫われた部分には針穴ができてしまいます。
何度も針が通ると革が弱くなっていきますので、このソール交換は何度も行える訳ではありません。
せいぜい1回位ではないでしょうか。



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